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緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

ネタバレ嫌いな人は読んじゃダメ! 折り紙とアメノハバキリと、スクラップ&ビルド 「シン・ゴジラ」

★日々徒然

シン・ゴジラ」見てきました。

レイトショーで入ったので、パンフレット買いたいと思いながら出てきた時には窓口閉まっていたので、今手元には資料らしい資料がないんだけども。

パンフは後で買いに行こう。

映画館が近いから、こういう時はありがたい。

 

 

公式サイトのスクショ

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この「現実(ニッポン)VS虚構(ゴジラ)」っていうコピー、好き。

 

 

結論

 

私には、めちゃくちゃ、よかった。

いやもう、ハリウッドの「GODZILLA」見た時は、もう日本にゴジラが帰ってくることはないのか?!とか思っちゃったけど。

よかった、還ってきてくれた。

やっぱり、あれは日本で造らないとダメ。

 

ハリウッドのは、映像はすごかったけど、なんせ無駄なシチュエーションが多い。

家族間のうんちゃらとか、妙にヒューマンドラマを入れたがるところとか、もう本気で要らねえ。

まあ、それを否定すると、ハリウッドでは成立しないことになっちゃうんで、仕方ないところかも知れないけどね。

 

 

が、今回のは、メンドクサイ無駄な感動ドラマみたいなのが全然なくて、潔い。

人間ドラマは描かれてるけど。

無駄な「泣かせ」がないから、ウエットに傾かなくて私にはちょうどよい。

 

そして、政治家達の会議が超オモシロイ。

いやいや、こんな面白い会議の様子って、今まであったろうか。

踊る大捜査線」が、ちょっとそれっぽかったけど…今回のには敵わない。

それくらい、前半の会議シーンが面白い。

 

 

正直、最初にゴジラが全貌を見せた時は、「????」だった。

まあ、これは、見てのお楽しみ。

???になりつつも、違った意味で非常に、「いい映像」で、???だけどウケまくってしまった。

 

そういう出し方があったのか!と思った。

 

全編通して「怪獣」とは一度も言わず、「不明巨大生物」というお役所的名称を使い続けていた本作。

ゴジラという名前は途中で与えられたが、関係者の中で正式に使われるのは、ずっと、「不明巨大生物」で。

その名の通り、あれが「未確認の、人智を越えた生き物」だということをずっと、意識させてくれる。

 

ゴジラ」って、難しい漢字が当てられてて、荒ぶる神という名。

そして、作中で必殺武器(というのもヘンな、普通に現代社会で使われている、とある大型機械のこと)についていた名称が「アメノハバキリ」で、この名前が出てくる度に、つい、ニヤニヤしてしまった私(笑)

 

アメノハバキリというのは、日本の神話中おそらく最も有名なエピソードの一つである「素戔嗚尊の八岐大蛇退治」で、オロチを斬った剣の名だ。

といっても、後に出てくる天叢雲剣(後の草薙剣)のように、それ自体が唯一特別なものである神剣ではなく、特に特別ではない普通の剣なのだ。

 

※あくまでも、そういう一説がある…ということで、これが史実であるとか言う気は全くないので、異論のある方は流していただければと。

 

ちなみに、私がスサさんを描く時に一緒に描いている剣は、ハバキリである。

(スサさんは天叢雲剣を使ってないので)

 

その名前が、対ゴジラ兵器として用いられた重機についている、っていうのが。

いやあ、いいじゃん♪

マニアックなところで喜んじゃいました。

 

 

もう一つ、対ゴジラ作戦に重要な役割を果たす「折り紙」という存在。

あれでどうやって何を解析したら、何がわかるのか…というのは、もう私にはさっぱりわからない世界だったけど。

ただ、小道具の使い方はスゴイなと思った。

ああいうのを思いつくのは、やはり、日本人ならではの発想だろうと。

 

折り紙って、もともとは、ご神事や、まじないのために生み出されたもの。

そういうものが子どもの遊びに転化していったものって、たくさんあるけれど、折り紙はその代表的なものだと思う。

それを、荒ぶる神を鎮めるための作戦にキーとして持ち込んできた、というのが、なんかもう、「このオタクめ!」と言いたくなるというか(笑)

 

 

そんでもって。

今回の「シン・ゴジラ」のキーワードは、なんといっても「スクラップ&ビルド」だなと思う。

全体通して、壊して創るってことを描いている。

ゴジラそのものが、もうすでに、「壊して創る」になってる。

 

何しに来たのか、なんで進み続けるのか、ゴジラ側の視点は、一切ナシ。

とにかく、よくわからないけど東京湾に現れて、上陸してきて、都心へ向かって進み続ける。

その理不尽さたるや。

意味がわからないけれど、手の施しようがない圧倒的で悪夢的なものが日常を破壊しながら進んで行く姿といえば…やっぱり、あれは、神だとしか、思えない。

一種の、天災。

 

 

 

ただ、気になったところも、それなりに、ある。

 

エンターテイメント作品という意味では、触れてはならないところであるのかも知れないが…

あれだけ、「非常事態」「避難」ってものを重要視しているのに、作中一度たりとも言及がなかったのは、「皇室」だ。

首相や閣僚達が永田町を離れて避難する…と。

で?陛下には、いつ避難を?

全く出てこなかったので、そこらへんがちょっち、ビミョー。

セリフの中の一言でもいいから言及があれば…と、思う。

もっとも、あればあったで物議をかもしそうではあるけど。

 

 

 

そうそう。

脚本・編集・総監督が庵野秀明氏ということなんだけど。

私は、エヴァンゲリオンは、チラ見しかしてない。

ダメなんだよ…主人公が…女の子達も…私にはどうも、耐えられない。

ネタ的には面白そうだなと思っても、あの長編を見通すには、やはりキャラを好きになれないとキツイ。

許容値を超えるので、通しで見ることができないし、見たいと思う気力も出てこない。

 

が、チラチラは知っているので、「シン・ゴジラ」の作中に流れる音楽は、「え?」と思った。

なるほど、似ているのね…

というか、作品中に流れるスピリットみたいなものは、同じ処にあるのかも知れない。

 

 

ってことで。

これから、見てきた人が書いている記事とか、探して拾い読みしてみようかな。

 

 

映画「シン・ゴジラ」公式サイト

shin-godzilla.jp

 

 

これを見に行きたくなってしまった(笑)

映画『シン・ゴジラ』につながる二大作品「ゴジラ」と「エヴァンゲリオン」が海洋堂のジオラマで奇跡のコラボレーション!!

www.ryuyukan.net

長浜だよ、近いよ。

9月25日までやってるって。

行っちゃおうかな~(笑)

 

 


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