旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

距離を置く、という接し方

その人のいいところを、いっぱい、知ってて。

褒められたところじゃないところも、知ってて。

その人のことは、とっても、好きで。

 

それでも、「今、直接は、あんまり関わらない方がいい」と判断して、距離を置いている…と。

 

そんな人が、何人も、いる。

 

 

私は、うっかりすると、相手の思いや計画や、やりたいと温めていることや…時には、相手の「こころ」の全般を、破壊することがある。

 

出力のコントロールがヘタだから、と思って来たのだが。

どうも、そういうことではないようで。

 

当てに行く場所も、適切な力加減も、どうも、見当違いならしい。

 

相手のペースも、掴みヘタなところがある。

 

 

まあ、人の感情を感知しにくいので、致し方ない。

努力はしているけど、それすらも、方向違いだったりするようだ。

 

 

だったら、接触しない方がよい。

そういう判断で。

 

 

私には、私のやることがあって。

その速度を緩めるってわけには、いかない。

限られた資源をどう配分するかとなったら。

その、第一にやるべきことに、最大限に配分する以外の選択はないし。

だから、そこに配分しない、と決めたら、気持ちを向けている気配すら出さない。

 

 

私は、待つことは、苦手ではない。

ナリを潜めて、じっと待つ…と、そういう選択をしたなら。

どれだけでも待つ。

石化したみたいにね。

 

動きながら、良い具合に、適時…というのが、最も苦手かも知れない。

勢い余ってしまう。

 

 

あちらには、すでに私が関心を失ったかのように、感じられるかも知れないけど。

まあ、そんなことは、問題ではない。

 

彼らのペースで、彼らのやり方で、這うようにしてでも、じりじりと、じわじわと、自分の行きたい方へと向いてくれている限り。

余計なお世話と言われても。

見てるから。

(いつもじゃないけどね……いつも見てるとツッコミたくなるからね……)

 

 

 

だから、時に、直接なり間接なりでも消息が具体的に知れる機会が得られることは、本当に嬉しい。

 

 


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