旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

最高の結果の想像だけ先走るより、とにかく飛び出てしまった方がいい

 

「先が見えてる」「読めてる」と思っているのは、単にそう自分が思っているだけにすぎない。

一瞬先に何が起こるか…なんて、本当は誰にもわからないし、読めない。

結局、どんな日常だって、非日常と紙一重。

 

見えない読めないことが怖いって、生きてることが怖いと言うのと同じことだと思う。 それ、もったいない。

 

 

そんな、わりと勇ましいことをたくさん書く私は、というと。

ものすごい、怖がりだ。

臆病。

 

だから、もういいや、とばかりに、勢いでやっちゃうことが多い。

 

慎重になり始めると、際限なくなるから。

 

おっかなびっくりであっても、やり始めればなんとかなる。

なんとかするしかないのだから。

 

 

臆病だからこそ、見えるものもある。

「そんなことをイチイチ怖がっていても、しかたない」ということも、よくわかる。

 

でも怖いんだからしょーがない!

ってことでも、動き始めてしまえば、なんとかなるもんだよ。

 

上にリンクしてるダンサー大瀧冬佳さんの文章にもあるけれど。

清水の舞台から飛び下りる覚悟って言っても

立った瞬間が一番怖いのであって

飛び込んでみたらそうでもないんだよ

あとは自動的に地球の引力に従う他ないし 

 

そう、そんなもん。

 

 

まあ、私は高いところが嫌いなので。

リアルなバンジージャンプとか、スカイダイビングとかは、お金もらっても願い下げだけど。

 

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イベントで、踊る冬佳さんにボディペイントさせてもらった。

これ、Facebookで、ノリでやりたいってコメントしてのこと。

勢い。

やりたい!と思ったのは本心で、だからこその勢いのコメントだった。

 

けど、実際には、(ほとんど仲間内とはいっても)衆目に晒される…そういう場に立つ人を彩る、という行為の意味を考えれば、ノリだけでいいとも言えないこと。

踊ること、見せる人、人を魅了すること…そういうことにかけての彼女の恐ろしい程の熱意を考えれば。

ヘタに手を出して、不発に終わったら、さすがにカッコ悪い…とか。

思わないでも、なかった。

 

だけど、ダンサーなら…というか、舞台に立つ人なら誰でもいい、というわけではない。

まして、彼女はこれから、大きな世界に出て行くであろう人。

今逃して、いつ、そんな機会が来るだろうか。

 

やるからには最善で最良の結果を出したいと思うけど。

そればかり考えて臆するよりは、先のことなんか考えずに飛び出ちゃった方がいい。

 

 

世の中、そんなもんだと思う。

 

 


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