スローライフに憧れて…をすぐに 実行しちゃいけない4つの理由
田舎に移住してスローライフ!
ってのが、流行?している?らしいですね。
我が家は、最近徐々に開けて来つつある、名古屋市近郊の田園地域です。
近隣に、4階以上の建築物は、学校と病院以外ありません。
地平線が田んぼの向こうに見えてて、その線上には山並みが…みたいなところです。
山間部の田舎とはかなり景色が違います。
が、公共交通機関は全くありません。
病院もスーパーも、コンビニも、車か、がんぱって自転車。
そうは言っても、30~40分車で走れば、名古屋市ですので、それほど不便ではありません。
スローライフ、と言うような地域は、もっと、都市部から離れている感じだと思います。
んでね。
都市部に住んでいる方が、スローライフに憧れて田舎に移住!
っていう前に。
ぜひ、一ヶ月から三ヶ月くらいは、テスト移住の期間を入れることを、オススメします。
これ、マジです。
住んでいるところとか解約しないで!
経費はかかるけれど、本当に移住してもいいと体験してみて確信が持てるまで、維持しておいた方がいいです。
田舎に移住、スローライフ。
いいよ。
田舎は空気もいいしね。
のんびりしてて、いいです。
が!
お部屋を引き払っての移住の前に、テスト体験期間を設けた方がいい、というのには、理由があります。
- 人間関係は、都心部よりも大変です!
- ご近所づきあいが苦手とか、通用しません!
- 車が必須になるので、経費は思ったよりもかかります!
- 物価は確かに安い…かも知れない、という程度ですので過剰な期待は禁物!
1.人間関係。
あなたは知らない土地に行くわけですが、そこにいる人達は、当然みんな顔見知りです。
あなたは沢山の人を覚えなきゃならないけれど、他の人はあなたを覚えるだけだから。
そして、田舎の人の口コミ力は、ハンパありません。
特に、外部から来た人のことについては、本気で、スゴイです。
我が家は、それほどの田舎というわけではないけれども、妊娠初期につわりで一ヶ月ほとんど外に出られなかった時、ダンナがご近所さんに「奥さん実家に帰ったの?洗濯物も出てないし、車も動いてる様子ないけど」とか、普通に、聞かれてました。
そういう面が、よい方に出ることも、もちろん、たくさんあります。
一人暮らしで動けないくらいに弱っちゃった時などは、ご近所さんがちょっと気にしてくれるだけで助けられることも、あるかと思います。
でも、普段からそうだから。
もちろん、都心部でもマンション住人同士のトラブルとかあるから、田舎ならではということではない…けれど。
田舎の人はみんな、牧歌的で暖かく歓迎してくれる、とか思ったら、それは大間違いですよ。
2.1と関係ありますが、田舎暮らしはご近所づきあいが肝です。
行事も、けっこうイロイロあります。
行事って、運動会とかお祭りとか、そんなのじゃないですよ。
今はなくなったけれど、私も今の家に来た時は、女性だけの集会とかあって、びっくりしました。
そういうのに参加しないと、住民として認められません。
認められなくていい?
まあ、そう思うでしょうけれど、住むとなったら…その発想は怖いです。
3.都心部なら必要ないけれど、田舎は車が必須です。
原付でも、まあ、悪くはないけど…家族単位での移住ならば、車ナシだと病院にも行けません。
維持費、かかります。
一回の走行距離が長いので、ガソリン代もね…バカにならんですよ。
公共交通機関が使えるところでも、都心部よりも全体に割高です。
便数も少ないし。
4.コンビニは、全国で価格同じですよね。
大手スーパーや量販店も、そんなに大きな差はないですね。
ちいさな小売店しかないならば、逆に高く付く日用雑貨品も、あります。
住む地域によっては、地元の農家さんや、漁師さんなどから安く分けてもらえることもあると思うけれど、お店で買うものに関しては、推して知るべし。
むしろ、競合する店が少ない分、高いままでもいけちゃってる場合も多々ありで。
もっとも、お金を使いに行くところが少ない、という意味では、安上がりに生活できるかも知れないです。
そこは、人それぞれ…かな。
いずれにしても、物価が安いから生活費は少しですむ…という噂を鵜呑みにしちゃいけませんよ。
それと、高熱費は、住むところによってはスゴイ金額になっちゃう場合もありますよ。
特に、古い家屋は冬が厳しいですから、暖房費は本気でスゴイことになるかも。
まあ、そんな具合で。
安易にちゃっちゃと移住しちゃうと、後が大変ですから。
1時間くらいで都市部まで出られる程度のところなら、まあ、勢いで行っちゃうのもいいかもですが…。
本気の田舎は、ちょっと慎重に計画しましょう。