旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

出会えたことが、すでに夢叶いはじめの前兆…というお話し

夢を叶える方法。

開運する方法。

 

そんなメソッドが、ちまたには溢れている。

 

昔、なぜか天使なんか描くようになってしまって、さんざん文句言いながら片足突っ込むことになった「スピリチュアル業界」ってのは、まさに、そういうモノの巣で。

 

日々、うんざりして。

それでも、いろいろ知るためには、自ら少しは実践して、実験もしてみなきゃ…なんて。

いろいろと、やってもみた。

 

けど、私って、根本的にね。

何かに願って叶えたいと考えるタイプじゃなくてね。

 

「願って叶うなら、そりゃいいな」とか思いながらも、全然、信じてなくて。

信じてないんだから、叶うわけがないってもんで。

 

それでも、私は、今まで本当に願ったことの多くは、現実のモノにしてきた。

 

会いたいと願った人には会い。

会うだけじゃなく、近づきたい、個人的に関わりたい…と思った人とは、高確率で友人になり。

仕事するためだけの場が欲しいと思えば、割り勘とはいえ部屋を借り。

その後、それは一戸建てを借りるところまで発展して。

今は、次の場所に入れることを願っているところ。

 

細かいことなら、枚挙にいとまがない。

 

それでも。

私は、開運法とか、願いを叶えるメソッドを、根本的に、信じていない。

今も。

 

 

神とか描いてるヤツが何言ってんだ…と、思われるかも知れないけど。

むしろ、だからこそ懐疑的…なんじゃないかな、と自分では思う。

 

信じやす過ぎる人は、あんまり向いてないんじゃないかな…って、私は思うので。

 

 

まあ、それはいいとして。

 

 

先日のかさこ塾フェスタで、唯一、お金を支払って手にしたモノがある。

それが、これ。

 

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夢箱。

制作された八子さんのブログ記事。

ameblo.jp

 

 

越前和紙。

手書きの墨文字。

 

記事を見た時、「ああ、これはヤバイ…」と、思った。

 

なにそれ。

エチゼンワシ…って。

もう、それだけでもヤバイよ、私にとっちゃ、それ自体が「夢」みたいな品モノだ。

先日も陶芸祭りで和紙買っちゃったしさ。

どんだけ好きだよ、っていうくらい、好きだよ。

 

そしてまた、この絶妙な滲ませ具合の文字!

 

なにこれ、本気でヤバイんだけど。

 

 

フェスタは自分も出展者だし、そんなうろちょろできないし。

気がついたら、どこかに連れて行かれてた…なんてことに、なりそうだ…。

 

出展者同士で買い占めとか、よくないし。

 

 

…とかなんとか。

いろいろ、大人らしく(笑)

 

けれど、結局は、「あれ欲しいんですが」って、事前に連絡しちゃいました。

一度は「ごめんなさい」されたんですけどね。

そんなことじゃ諦めませんよ。

 

朝、集合時間早々に現場入りして。

八子さんとこのブースが整ったらしき状態を見計らって、突撃!

 

そうして、私のところに来てくれた、宙の夢箱です。

 

 

中に、夢を入れておくのです。

お守りのように、見えるところに置くか、持ち歩きます。

 

私は、この中に……

 

「無」を、入れました。

 

ええ、無ですから、物質としては何も、入っておりませぬ。

 

夢箱の作法とは違ってるんだけど。

でも、私の願いは、今、そのほとんどが「今まだこの世に無いもの」なのです。

だから、紙に書けない。

どうやって叶えられる道筋に乗れるのかも、わかんない。

その方法、手段、必要アイテム…その全てが、全然、見えない。

だから、書かずに、イメージを箱に入れました。

 

 

 

というか。

もしかしたら、八子さんそのものが、私の夢箱かも知れない。

箱、というものが。

今、私の大きなテーマにもなってきてて。

手作りできっちり、一個ずつ箱を作っている、という方に、こういう時に出会えた…ということが。

すでにもう、夢の叶いはじめの、前兆ではないかな…なんて。

 

 

フェスタで唯一、購入したモノ。

その作者さんのブログは、こちらです。

ameblo.jp

 

 

 


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