旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

古い技法なのに、新しいシステムとして通っている…けれどそんなの関係ない

「すでに、やっている人がたくさんいるので、迷っています」

なんて言葉を聞くと、つい、

「そんなの関係ない。あなたはあなたのやりかたで、それをやればいい」

って、即答してしまいます。

 

けれど、いざ自分の話になると、案外、同じような迷いが出るものです。

 

「この技法を使いたいけど…これ、すでに「○○認定講座」とかになってるし。いくら、この技法が古くからあるものでも、今やるのは、ちょっとマズイだろうか」

 

ってね。

 

そうなんですよ。

絵や工芸の技法なんて、もはや、「真に新しいもの」など、本当に希有なことです。

もう、「全て」と言っちゃえるくらいに、原典はとっても古いものだ…ということが、ほとんどです。

 

だから、今この時代に、誰かがどこかで、それを使った「認定資格」を発行しているとしても。

そもそも、それ自体が、「他人のフンドシ」同然なんですよ。

 

確かに、技法を心得た一部の人しか再現できない、というレベルから、1日か、せいぜい3日くらいの講習会に出れば、誰でもそれなりにカタチにできるところまでシステム化するのは、誰でもできることではありません。

そのシステムを構築した、ということについては、それらの資格講座を開発された方々に敬意を表します。

 

ただ。

その技法そのものは、古いものなんですよ…ということが、多々あるので。

その資格を取っていない人が「一見、同様の技法で作っている」ように見えるものを表現していたとしても、短絡的に「盗んだ」とか決めつけるのはやめてほしい。

 

(そういうことをすぐに言いたがるのは、創始者の方よりも、受講生さん側だったりもしますけどね。自分がお金を払って取った資格だから、余計にそう思うのでしょうけれど…それは、間違ってます)

 

 

こんなことを書いているのは…実はつい最近、また、それを思ってためらってたことがあったからです。

 

あかり玉の、上位ラインナップとして考えているものがいくつかありまして。

なまじっか、ブログやSNSをよく見ているだけに、投入しようとしている素材を使った資格講座が存在していることを、知ってるんでね。

そこで、ためらうわけですよ。

 

 

でも、そういうバカバカしい迷いは、いらないですね。

 

遠慮なく、思うことをやろうと決めました。

 

まあ、お見せできるものにまで仕上げられるには、まだまだ試行錯誤が必要ですけれど。

 

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先月お納めしました、ひょうたんランプの「あかり玉」

お客様の声をUPしなきゃ~。

 

 

 

 

好きを仕事にする見本市 かさこ塾フェスタ に出展します!
東京:5月29日(日)@CST飯田橋
京都:10月某日(決定次第お知らせ)
物販:ミニ画集、ポストカードなど
展示:あかり玉
セッション:フェイス・ボディペイント
ワークショップ:カンタン龍の描き方簡易版
…など予定しております。

かさこ塾フェスタとは…
「それであなたは何がしたいんですか?」を広く問いかけるイベントです。
かさこ塾生達が、それぞれの好きなことで、「好きをチカラに。仲間と出会う。」をお見せしますよ!
かさこ塾に関係ない方でも、どなたでもお越し下さい。
お子様連れOK! 「こんな生き方もあるよ」を感じていただきたいです。

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