緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

尾張美濃と薩摩をつなぐ水の歴史

関係ないことなどどこにもない。全ては繋がっている。

気分がふさぐ時や、行き詰まった時、すっきりしない時などは、空を見るためだけに目的もなく車でうろうろしたりもする。

 

少し走れば、木曽川長良川が隣接している大きな堤防に出る。

ほんの少し、三重県側…河口側に下ると、揖斐川も接近してくる。

長良川揖斐川の水は、遙かな旅を経て、一つの河に合流する。

その後、木曽川と並んで、伊勢湾へ繋がる。

 

 

薩摩藩士の宝歴治水

昨夜、桜島が噴火した。

この近くには、火山はない。

しかし、大きな河がフクザツに接近している場所柄、治水には苦しんだ歴史のある地方だ。

社会の本に出てくる「輪中」というのが、近くにある。

輪中 - Wikipedia

 

桜島のある鹿児島…薩摩の国の人達が、この木曽三川流域の治水工事を担ってくれたのだ。

www.water.go.jp

 

上にリンクした長良川河口堰管理所のページの一部のキャプチャ。

f:id:art-hiro-b:20160206184520p:plain

 

木曽川長良川揖斐川

この入り乱れた図は、まるで巨大な水の龍の血管を透かした絵のようだ。 

 

薩摩から美濃。

今のように、楽に数時間で来られる時代ではない。

多くの人が、故郷から遠く離れたこの地域で生涯最後の日を迎えた。

 

その後、明治の頃に大規模な治水工事が行われて、今のような安定を保つ豊かな土地となったこの流域。

薩摩の人達が、その基礎を作ってくれた。

 

 

関係ないように思えても。

同じ空の下、同じ国の大地の上。

区分のつけようのない、海の中。 

 

 

 

木曽三川 - Wikipedia

宝暦治水事件 - Wikipedia

 

 


掲載画像、文章他の転載はご遠慮ください。引用の際は出展元の明記をお願いします。