50回忌
祖母の50回忌がありました。
最後の法要です。
亡くなってから50年。
若い頃に亡くなったので、息子である父が50年目の法要を行うことができたわけですが。
子が親の50回忌を行うって…
きっと、そんなにあることではないだろうな、って、思います。
だって。
「今」だとして計算しても、50回忌の時って私100歳ですよ…。
たぶん、私もダンナも、とっくにいないよ。
私たち夫婦は、子ども達に法要を望みません。
葬式も、別にやらなくてもいいけどね、っていうくらいです。
葬式は故人より残った者のためにある…って、いいますね。
息子達がやりたいなら、やってもらえばいいけど。
「私のお墓の前で泣かないでください。そこに私はいません」
ってなもんですよ。
墓も別にいらないし。
まして、法事なんてね…。
こういう考え方が人から見てどうなのか、知らないけど。
私は、そーゆーとこドライです。
昔…ずーっと若いころ、友人がこんなこと言いました。
「葬式が重要な行事である限り、人間のクローニングや、母体出産をやめて完全な試験管出生の計画実行っていう世界は来ないだろうね。」
確かに、それはそうかもね。
まあ…
そんな世界が幸せかどうかってのは、さておいてね。
なんたって、すっごいディストピア臭がしますから…そんなの、フィクションの世界で十分です。
それを言った友人は、超がつく「ディストピアもの愛好家」だったです(笑)
んで、私も、フィクションでのディストピアものは、けっこう好きです。