「聞いた情報」を鵜呑みせず試してみる大事さを実感した…の巻
ひょうたんランプ、企画書を書くのですよ。
それで、原価などを、それなりに試算して、書かなきゃならないわけですが。
それには、資材をある程度、決めておく必要があります。
「こんな感じの金具」じゃなくて「真鍮折れ金具」とかね。
でないと、価格が出せないので。
細かい仕様はケースバイケースになるとしても、ひとまず、仮定はしなきゃならない。
そのために、電球のことを、書かなきゃならないのですが…。
やはり、どうしても、熱のことが、気になる。
これね。10/17の記事の下の方でぶつぶつ書いている、「電球は熱を持つ」という件。
LEDは光が散らないから、電球じゃないと…と、最初のワークショップの時にお聞きしました。
ネット上の情報でも、けっこう、そういう話が出ていた。
なので、そういうものなのか…と、思ってました。
でも、LEDを使っている方も、いらっしゃったんですよ。
ひょうたんランプ作家さんに。
で、思ったの。
「LEDは光が散らない」っていうのは、いつの情報なのだろう…って。
だって、こんなにLED化の波が高くなってて、どんどん新しいのが開発されているわけじゃないですか。
先日も、「白熱電灯のような光を出すLED電球」というキャッチの新商品をネットで見たの思い出しました。
ただ、すっごい高かったので、そんなのを部材にするのはちょいと、非現実的だなあ…とか、思ったんですよ。
でもさ。
口金も小さいし、電球自体も小さい方だし。
もしかして、そこそこの値段で、あるんじゃない???
で、今朝ほど、ホームセンター行ってチェックしてきました。
価格帯と、見本に点灯されているLED電球をチェックして、種類の違うLED電球を2つ、購入。
早速、点灯実験してみましたよ。
そしたら…思っていた以上の、すごい、面白いというか。
感動というか。
予想以上の好結果が出たんです~!
詳しいことは、後日、画像も載せながら改めてご紹介…できれば、そうします。
とにかく…ですね。
経験者の教えてくれたことは、確かに、「一つの事実」ではあるのだけども。
それは、すでに、過去の話。
そして、自分のケースではない話。
光の拡散を「しない」のではなくて、教えてくれた方の「理想と違う」ということだったのかも知れない。
その方がやってみた範囲では、拡散しにくいものしか、なかったのかも知れない。
現実には、「拡散はした」のです。
しかも「思ったのと全く、予想外の拡散の仕方」だったのです。
17日の記事の画像、拡散している光が「ハートに見える」っていうご意見いただいてます。
今回ためした2種類の電球は、この拡散と、全然違う結果になりました。
つまり。
どういう光を壁に飛ばしたいか
という選択は、穴の開け方やデザイン以外のところでも、バリエーションが作れることがわかったんですよ!
今の時点ではどうなのか、っていうことを、実際にテストしてみないままで「LEDだとダメらしい」っていう流れだけでGOしてたら、この発見はなかったです。
電球は熱を持つ…ひょうたんは、燃える素材だから、火事になったら大変。
でも、それしか選択肢がないのならば、説明書に大きく熱を持つことを書いていくしかない。
難燃加工ができるほど、たくさん売ることができるならば、それはアリなんですが。
(やり方がある、ということは、専門店に聞いてきたけど、ものすごく高価なの…)
加工をしたところで、燃えやすい素材であることが変わるわけではない。
鵜呑みにしないで、実験してみて、ホントよかったです。
もっとも、あの「ハートに見える時もあるV字の光」は、LEDでは出ない光なんですけどね。
だから、それをご希望の方には、普通の電球を、リスクをご説明した上で選んでいただく…ってことも可能なわけです。
LEDの方が圧倒的に高価ですしね。
LEDにしたところで、長時間点灯しっぱなしで放っておくのは、やっぱりオススメできないし。
けれど、発熱の度合いは、もう全く違いますから。