旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

「聞いた情報」を鵜呑みせず試してみる大事さを実感した…の巻

ひょうたんランプ、企画書を書くのですよ。

それで、原価などを、それなりに試算して、書かなきゃならないわけですが。

それには、資材をある程度、決めておく必要があります。

「こんな感じの金具」じゃなくて「真鍮折れ金具」とかね。

でないと、価格が出せないので。

細かい仕様はケースバイケースになるとしても、ひとまず、仮定はしなきゃならない。

 

そのために、電球のことを、書かなきゃならないのですが…。

 

 

やはり、どうしても、熱のことが、気になる。

 

これね。10/17の記事の下の方でぶつぶつ書いている、「電球は熱を持つ」という件。

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

LEDは光が散らないから、電球じゃないと…と、最初のワークショップの時にお聞きしました。

ネット上の情報でも、けっこう、そういう話が出ていた。

なので、そういうものなのか…と、思ってました。

 

でも、LEDを使っている方も、いらっしゃったんですよ。

ひょうたんランプ作家さんに。

 

で、思ったの。

 

「LEDは光が散らない」っていうのは、いつの情報なのだろう…って。

 

だって、こんなにLED化の波が高くなってて、どんどん新しいのが開発されているわけじゃないですか。

先日も、「白熱電灯のような光を出すLED電球」というキャッチの新商品をネットで見たの思い出しました。

ただ、すっごい高かったので、そんなのを部材にするのはちょいと、非現実的だなあ…とか、思ったんですよ。

 

でもさ。

口金も小さいし、電球自体も小さい方だし。

もしかして、そこそこの値段で、あるんじゃない???

 

 

で、今朝ほど、ホームセンター行ってチェックしてきました。

価格帯と、見本に点灯されているLED電球をチェックして、種類の違うLED電球を2つ、購入。

 

早速、点灯実験してみましたよ。

 

 

そしたら…思っていた以上の、すごい、面白いというか。

感動というか。

 

予想以上の好結果が出たんです~!

 

詳しいことは、後日、画像も載せながら改めてご紹介…できれば、そうします。

 

 

とにかく…ですね。

 

経験者の教えてくれたことは、確かに、「一つの事実」ではあるのだけども。

 

それは、すでに、過去の話。

 

そして、自分のケースではない話。

 

 

光の拡散を「しない」のではなくて、教えてくれた方の「理想と違う」ということだったのかも知れない。

その方がやってみた範囲では、拡散しにくいものしか、なかったのかも知れない。

 

現実には、「拡散はした」のです。

 

しかも「思ったのと全く、予想外の拡散の仕方」だったのです。

 

17日の記事の画像、拡散している光が「ハートに見える」っていうご意見いただいてます。

f:id:art-hiro-b:20151016231621j:plain

 

 

今回ためした2種類の電球は、この拡散と、全然違う結果になりました。

 

つまり。

どういう光を壁に飛ばしたいか

という選択は、穴の開け方やデザイン以外のところでも、バリエーションが作れることがわかったんですよ!

 

今の時点ではどうなのか、っていうことを、実際にテストしてみないままで「LEDだとダメらしい」っていう流れだけでGOしてたら、この発見はなかったです。

 

 

電球は熱を持つ…ひょうたんは、燃える素材だから、火事になったら大変。

 

でも、それしか選択肢がないのならば、説明書に大きく熱を持つことを書いていくしかない。

 

難燃加工ができるほど、たくさん売ることができるならば、それはアリなんですが。

(やり方がある、ということは、専門店に聞いてきたけど、ものすごく高価なの…)

加工をしたところで、燃えやすい素材であることが変わるわけではない。

 

鵜呑みにしないで、実験してみて、ホントよかったです。

 

もっとも、あの「ハートに見える時もあるV字の光」は、LEDでは出ない光なんですけどね。

 

だから、それをご希望の方には、普通の電球を、リスクをご説明した上で選んでいただく…ってことも可能なわけです。

LEDの方が圧倒的に高価ですしね。

LEDにしたところで、長時間点灯しっぱなしで放っておくのは、やっぱりオススメできないし。

けれど、発熱の度合いは、もう全く違いますから。

 

 


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