ひょうたん その後
先日、「ひょうたんランプ」を作る機会をいただきました。
完成した時の記事はこちら。
これ、何年か前からやってみたいと思いつつ、特にできるところや道具についても探したりなどはしてこなかった…というものでしたが。
なんとまあ。
今やってみてわかる、この「好適条件」の数々!
1.尺八や木刀などのような、とても細い球面になっているものへ焼き絵をやった経験
2.切り絵…特に、伊勢型紙の丸錐使用の経験
3.紙ではないものを扱う経験
4.ランプシェードを複数の素材で作った経験
5.一発描きの耐性
6.モチーフを簡略化したデザイン画に変換する経験
7.木枠のシェードの商品を作るためにプロとやり取りした「照明制作予備知識」
こんな感じで、今までやってきたことが全部、ここに使えるじゃないですか。
さらに、「ひょうたん」という素材を用いることの良さも、実感。
特 「開運」「吉祥」イメージが、素材そのものにすでに在る
1.軽くて、扱いやすい
2.自然のものなので、同じものがない(全て1点ものになる)
3.そのままでも自立可能
4.独特のフォルムを活かせる
5.使い方次第で、いろんな用途のモノに変えられる
一番上の「特」というランク。
これは実のところ、あんまりそういうのに無頓着な私は気がついてませんでした。
友人に指摘されて、初めて気づいた。
でも、このポイントはスゴイ。
他の素材にはないアドバンテージかも知れない。
で。
残る課題は「素材の入手先」でした。
ひょうたんでモノ作りしている人は、たくさんいらっしゃいます。
ランプも大人気。
大きいモノがあるのも、変わった形があるのも、知ってはいます。
しかし、素材として売ってるところを、見たことない。
今まで意識してなかったから…ではあるけど。
私は「売る」ために作ります。
すると、当然のことながら、原価は抑えられるならば抑えたい。
電源部分などは、比較的安価に入手できる先を知っていますので、これはまあ、いいとして。
ひょうたん、どこに売ってるかな~????
すでに加工されているモノならば、見たことあるけど…スッピンがほしいし。
ところが…ですよ。
これも、あっけなく、解決!
自宅から40分くらいのところに、全国有数ひょうたん産地があって。
専門のお店を発見しました。
昨日立ち寄ってきましたよ。
すっごいビックリすることがあったんだけど、そのことは別に書きます。
ともかく、福井で、原型などを扱っていただいてるM社の方とお話してきた帰り道に「ちょっと寄り道」っていう感覚で立ち寄れるような場所でした。
なんてラッキー。
実際に行ってみると、入り口付近に段ボール箱に無造作に放り込まれた、ちっちゃなサイズのひょうたん達がいきなり目に入った~。
これは超期待できる!
と思って、素材用も販売ありますか?と聞いてみると~
「いくらでもあるよ」というお返事!
次々出てくる、大きさもカタチもいろいろな、でも、「おお、これは質が良い!」ひょうたん達。
ランプを作る、という話をしたら、すごく好意的にいろいろ説明してもらえまして。
ひょうたんの「質」の話は、すごく勉強になりました。
で、実際に作ったものを見ていただきましてね。
ついつい、あれもこれも質問してしまいましたが、なんでも快く教えていただけまして。
いや~。
すごいよ。
ちょうど、M社の担当さんに先日作ったランプを見せて、今後の方向とか話をしてきたところです。
最初から「売るために作る」ってお話したのが良かったのか、製品にどういう処理をするか…なども惜しみなく教えていただけて、ホント、ラッキー。
M社ミーティングで課題としてあげてきた
「ある程度、カタチや大きさの粒が揃ったものが、まとまった個数入手できるか」
「その価格」
について、ぶっちゃけて聞くことができたので、十分に手応えのあるお話ができました。
あとは、自分でモノを手に入れてきて、試してみることで解決できそうです。
大中小と、ゲットしてきました。
小さいのは、ここに写ってないものもいくつか買ってました。
表面加工されているものも一つ、含めてます。
ランプ以外にも、いろいろ、アイデア浮かんできてます。
もちろん、試作してみないと出せませんので、全部活きるかどうかはナゾですが。
ランプはある意味「鉄板」なのでね。
後はデザインと、細工の美しさを磨いていく方向になりますが、安定供給ができる商品には、育てられそうに思います。
こうして…立体物に関することは、情報も次から次へと実用的で有用なものが入ってくるのですがねえ。
平面の絵が、さっぱり、どうにも…
神さま系の絵なんて、ヴィジュアルはいくつか、くるんですけども。
それが、気と手につながってくれないんですわ(^_^;)
新しい画材を買って、テンションは上がったのですが…現実に筆持ってみたらさ。
アカンわ…もう全然、あきまへん。
ラクガキはできるんだけどねえ…。
困るよ、ホント。
でも。
どうやら、それも…。
絵柄というか、表現方法を、ぐっと変えていかないといけないようでして。
うまく流れ始めるまでが大変…っていうような感じはあるんで。
焦ることなく、じわじわと進めて参りたいと思います。
ひとまず、「ひょうたんランプ」のその後、というお話でした。
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