違う世界を造る! 平面と立体、同じ絵柄じゃツマラナイ!
私は、私の世界の創造主。
だから、世界を造り分けることにしました。
「絵柄」というコトバがあります。
流行の絵柄…とか、○○系の絵柄…とかいう、「作風のタイプ」のうち、特に「人物のデフォルメの系統」みたいなものを指す…と、私は思っております。
(イマドキの定義は、もしかしたら、違うのかも知れない……)
私の人物の絵柄は、高校生の頃に、すでに一定の枠ができてまして。
そこから、大筋では変化していません。
私の絵を見てくれた方がおっしゃる「漫画家の○○さんの絵に似てる」という感想は、だいたい、二派に分かれます。
そして、残念なことに、そのどちらも、正解ではないです。
いや…正解って言うのも、ヘンですね。
そう思う人には、それで間違ってないのだから。
ただ、私本人にとっては、自分の絵の「モト」というか、ベースになっていると明らかにわかっている作家さんというのがあるから。
自分の感覚では「いや~違うんですよ~」ってことに、なるだけです。
作風…というのは、どんな技法や分野にも、あるもので。
塑像や彫刻にも、あるわけです。
立体のものに関しては多分「絵柄」という言い方はしないと思うんだけど。
「絵柄」という表現に相当する表現が、立体造形の世界にもあるのかな~。
美少女フィギュアなんかだと、立体でも「絵柄」っていう感じの方が合うように、素人目には感じますね。
最近は、絵を描くよりも、立体か半立体を造ってる時間が増えている私。
収入に繋がりそうなのも、今のところ、そっち系。
で。
今、すごく、懐かしい感じがしているんですよ。
昔々、思うような絵を造りたくて、いろいろ試行錯誤していた頃を思い出します。
…たぶん……中学生の頃?
なんせ。
「自分の絵柄」が、立体になると、全然、反映されない…という事実。
というか、別にこうなってまで自分の平面での絵柄を再現する必要もないね、と思うし。
いや、むしろ「こうなったら、違う世界を造ってみたい」という気持ちの方が、強い。
二次元の絵を、あまり違和感なく3D化する、フィギュアの原型師の方達って、ホントにスゴイと思う。
もし、自分の絵柄を、そのまま3Dにしてくれる原型師が現れたら………
……いや~。
しなくていいや。
そっか。
だから、「絵と造形は違う回路に流れてくる」っていう感じがしてたのかな。
…と、書いてて一人で勝手に納得してしまいました。
制作中の原型。
最近造っているモノって、公開できないものが多いんで…
これも、部分しか載せられないのです~。
って言っても、まだ半分くらいしかできあがってきてないですけどね。
不動明王です。
古い絵ですが、ギャラリーサイトに追加しました。
原型は、絶対に、こういう風にはなりません。
平面と立体だから…という意味ではなくて。
平面で現す世界と、立体で現す世界は、違うものになる。
こういうことも、自分の手でやってみて初めてわかってくることなので。
いろんな表現方法をやってみると、よいことがたくさん、あるようです。
【緋呂 公式サイト/Shop/SNSリンク集】
★外部サイトからも読者登録できます!→