緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

「アーティスト」というよりも「職人」という言葉が似合いそう…と言われて嬉しかったワケ

及川さんの診断内容をもとに、自分の「現在地」をチェックする企画。 

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

今回は、

「アーティスト」というよりも「職人」という言葉が似合いそう…と言われて嬉しかった理由

を、考えてみた。

 

根っこは単純かも知れない

この件に、プロの通訳でもある友人が、こんなコメントをくれた。

職人というのを英語で表現する際、クラフトマン(craftman)という単語を使うと「技術は優れているが芸術的感性に乏しい」というネガティブな捉え方をしているニュアンスになるのだそうですが、「熟練工」とか「匠」とかいったポジティブな表現をしたいとき、アルティザン(artisan)と言ったりします。
artisanと呼ばれると喜ぶ職人さんは海外にはすごく多いそうです。
もしかしたら寛子さんも、artisan的な何かを感じ取って、嬉しいと感じるのかもしれないなー、などと思いましたw

 

artisanなる単語は初めて知ったのだけど、単語には「art」が入っている。
芸術の域に達した熟練の技…匠、というのは、私には子どもの頃からの憧れでもある。
そう思うと、職人という方が似合いそう、と言われて嬉しいのは、当たり前かも知れない。

案外、根っこは、そんな単純なところにある…のかも知れない。

 

 

そもそもの始まりから、職人だった

見えないものを描くことは、神仏からではなく、天使から始まった。
そこに至る経緯も、けっこう、怪しい話なのだけども。
天使しか描いてなかった頃から、遠からず神が来るとは、わかっていた。
そのゲートになる絵に、どの神を描くか…ってのも、わかっていた。

そして、その当初から、「自分は芸術家ではない」と、感じていた。

職人だな、と。

 


私には、自分の中から発する感情や欲求を描いている感覚は全くなくて。
(やりたいこと、やってみたい技法…というのはあるが、そういうことではない)
それは、今も相変わらず、なくて。

 

見えないクライアントがいて、肖像画を依頼する人間のように、「これを描け」と言ってくる…そういう感覚。

 

だから、発注元というのが、ある。

 


たぶん、ほとんどの芸術家達も、そういう感覚はあると思う。
インスピレーションというのは、そもそも、どこから来たかなんてハッキリはわからないものじゃないか?

 


ただ、私には、描かされている感覚というのがとても強かった。
最近でこそ、少し薄れてきたけれど。
それでも、自分の好きなように好きなものを描く…というのとは、ちょっと違う。

だから、自分は「請負人」なのだと思うのだ。

見えない世界側からの発注がこなかったら、描かない。

自分の内側から「こういうことを表現したい。それを描きたい」という欲求は、非常に、薄い。
自分の内側にたまっていくものを外に出したい、という欲求はあるにしても。

 

職業絵描きとして考えれば、お持ちになるお客様が本当の発注元だ。

しかし、そうかといって、そのお客様が「どうして私に?」というのを考えるに…。

結局のところは、見えない世界側こそが、発注元だよな…と、思うのだな。

現実に報酬をお支払いくださるお客様=ご依頼主/お買い上げ主と。

その方を動かした、見えない世界側の何らかの存在。

 

そこには、私という個人の人間の「感情」「意義」「意図」は、不要なのだ。

私というフィルター+具現化のための道具があればよい。

私が従うのは、文献や他の神仏に関わる人達の解釈ではなく、私に降って来たエッセンスやエネルギーだ。

それを見えるようにするのが、私の仕事。

 

 

ずいぶん前に、決めたのだ。

 

「その人だけのための神具を作る職人」で在ろう。

 

数百円で買えるお守りから価格上限ナシの神仏法具があるように、<神具>のレベルは様々だとしても。

どれも全て、持ち主となる方「たった一人のための祈りの道具」として描こう・作ろう。

 

そういうこと。

 

 

だから、最近は別の動きが多くて神絵も描いてないし、それらしいことも発言していないにもかかわらず、及川さんが診断でそれを伝えてくださった…というのは、嬉しかった。
診断の文字数は、少なくはない。
けれど、決して多くもないと思う。
その中で、「職人」という言葉が出てきた…ということが、驚きであったと同時に、自分はそういう風にできてるんだな、という再確認にもなった。

 

 

だから「絵師」という肩書きなのだ

画家ではなく「絵師」という肩書きを使っているのも、理由がある。

参考→絵師 - Wikipedia

<一部抜粋>
江戸期以前の日本には芸術家としての「画家」という概念が無く、絵画の専門家は絵を描く技能に長けた技能者あるいはその仕事をする職人と見なされていた。


(もっとも、最近じゃサブカル界の絵描き/Wikipediaの項目<3>を指す…というイメージかも知れないけど。まあ、別にそれでもいいんだけどね 笑)

 

 

職種のジャンル名称としては「アーティスト」ということになるけれども。
肩書きは、やっぱり、「絵師」が正しい。
改めて、思った。

 

 

そうか。
こういうことを、プロフィールにも書けばいいのか。
(って、遅い 笑)

 

今回の要点:緋呂=職人で、「アーティスト」は単なる現代的な職業分類

 

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