活かすために学ぼうよ。活かすために世界を変えよう。
このコミックを、読んでる。
オタク女子達にイライラ(同族嫌悪www)しつつも、蔵之介(名前がイイよ)一家が好きで、ジイさん達もおもろくて、おかげでガマンできて。
巻数が進むに従って、「うわぁ…」と、なる。
まだ今、途中で、最新刊まで来てないけど。
これは、私が学ぶべき状況が、いろいろ、詰まってる。
ちなみに、私は映画もアニメも見てなくて、コミックのみしか知りません。
そう、世界を変えていかなくちゃならないんだ。
安い、海外の大量生産品でも、十分、カワイイもの、キレイなもの、素敵なものが溢れているこの世界。
それが売られるまでの状況をよーーーく考えれば、安いことを良いこととは言いがたい面もある…と、わかっていつつも。
それで用途が足りてしまうものならば、100円の文具だ食器だ…で、別によい。
100円でなくても、数百円の範囲で、それなりに色やデザインのバリエーションも楽しめる。
私は、性質からしたら、天水館の住人になれる素質がある。
100円ショップで買えるボールペンも、何千円何万円もするブランドもののボールペンも、「書いたもの」は同じじゃん…と、思う。
ブランドものの高価さは、メモが書けるかどうか、というところではないところに、フォーカスがある。
そして、私には、そのフォーカス先を「見たい」という気持ちが少ない。
作中で、主人公の月海がブランドショップで試着を強制され、とっかえひっかえ言われるままにしていくうちに、初めて「洋服を作ること」を感覚的に理解し始めた…というあたり。
私にも、少し、似たようなプロセスがあったのを思い出した。
自分の生活圏の外に生きている人が見せてくれるものは、びっくりすることばかりで、理解できないことも山程あって、腹が立つこともしょっちゅうだけど…自分にはないものを、教えてくれる。
坊ちゃん育ちで大金持ちの息子である蔵之介は、逆に、全身揃えても1万円を切る量販店の安物服から学んだ。
「いい加減な縫製の、ぺらぺらの服を着て、服と同じ値段のピザを食う」
それが当たり前である世界。
「世界を変えなきゃダメだ。オレ達がやろうとしているのは、そういうことだ」
現実は、マンガじゃない。
だけど、そこにあるスピリットを、現実で持ち続けるってことは、できる。
私ゃ、もうすぐ50でっせ。
半世紀、生きちゃったよ。
今まで、何やってきたんだろね。
今までやってきたことは、ベースだ。
明日で寿命が終わりなんですけど…って、今夜日付が変わる時に言われるかも知れないけども。
まだ50年、あるのかも知れないし。
今まで、かなり、感覚的なターザンロープで生きてきたな、って思う。
そろそろ次行かないと…ってなんとなく思い始めると、前から次のロープが来て、ひょいっと飛び移る…という繰り返し。
けっこう危険な状況もあったけど、テキトーに飛び移ってたらどうにかなった。
月海の状況に、少し似てる。
なんだかんだと、助けてもらって、世話焼いてもらって、あんまり考えなくても温くやってこられた。
こんなにのらくらと好き放題やらせてもらってる50前のズボラ主婦も、そうそういるまい(笑)
で、もって。
私にも、<天水館を守る>的な「旗」が、ある。
世界を変える。
まずは、自分の世界から。
そのために学ぶべきことは、いっぱいあるし。
経験すべきことは、もっといっぱいある。
△ 素戔嗚尊『原初』
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