思わず膝を打った「スピリチュアルハラスメント」という言葉
この記事は、以前から度々発生していた疑問について書いています。
批判的な視点で書いているので、読んで不愉快になるかも知れないとお断りしておきます。
一時期、いろんな関係性の中でイヤなことがいろいろあったおかげで「ステージアップ」という言葉が嫌いになった。
魂のステージを上げる、波動を上げる…という類いの、主としてスピリチュアルの仕事をする人が使う意味の「ステージアップ」である。
言ってることの意味はわかるし、それは確かに正しい面もある。
…と思う上で、嫌いだった。
たぶん、今でも、その時イヤだったような使い方をする人がそれを言えば、イヤだと思う。
でも、使っててもイヤに感じない人も、確かにいる。
Facebookでシェアされてきたこの記事を拝読して、その「イヤな感じ」を思い出した。
そうか、あれは、ハラスメントに対する反応だったんだ…と、思った次第。
ものすごい良いこと、全うらしきこと、善良であり慈愛に満ちているらしいこと…などを発信している人の中の「インチキ」を、比較的すぐにキャッチしてしまう。
けれど、何がどうインチキなのか、なかなかハッキリつかめず、指摘もできなくて。
なんか違うよコイツ…と思うのだけど、どう違うのか言えない。
そういうことが、ホントに、多かった。
インチキを感じる人達に共通している、好む言葉とか言い回しがある。
その中に、「ステージ」ってのがあって。
ステージが上がる、下がる、上げる、下げる…高い低いという言い方もある。
他には「使命」とか「お役目」とか。
「お導き」なんてのも、あったな。
それは、インチキくささの元をちゃんと指摘できないゆえの、「表に出てくる言葉」を拾って、わかりやすいターゲットとして「その言葉を嫌いになった」…ということで、言葉自体には悪意も罪もない。
適正に使えば、適正だ。
プロフィールに書いてある通り「神様の言う通り」に拒否反応が出るのも、結局は同じところに理由がある。
勝手に人の思いを決めつける。
勝手に、人の決定したことを「天が決めたこと」とすり替える。
勝手に、会ったこともない人を断罪する。
勝手に、人の作ったものに干渉する。
最後のは、ちょっとわかりにくいかも。
これは、今までに数人の人から受けたことがある経験で、私がまだ天使を描いてた頃からチラホラと、そういう人と出会ってきた。
で、わかりにくいかも…だけど、私には特に、許容しがたいことだ。
それは、私が描いた絵に、他人が「力を付与する」という行為。
守護の力だの、光のエネルギーだの、ご神意だの、神性だの、人によって様々な表現をするけれど。
やることは、いっしょだ。
他人が付与した「何らかの力」を、「絵を買う意味」に据えろ。
そう、言うのだ。
自分でやる場合に限りではあるが、確かにその方が売りやすいかも知れないと思った時期もある…とは、白状しておく。
でも、絵描きとしての自分のためにならないと思ったし、今でもそう思う。
他人にやってもらうのは、問題外。
なんで、そういうことをしたがるのか。
ひどい時なんて、私が気に入ってない絵を処分しようとした時に、それを横から奪い取って「念」を入れたあげく
「読者プレゼントにすればいい。あなたが絵を気に入ってなくても、神様のエネルギーなら読者は喜ぶよ」
なんて、一幕もあった。
もちろん、その絵は処分したよ。
この人は読者もバカにしてるな、と思ったし。
自分なら、より広範囲にできる(私は手を触れた対象にしかできないけど、その人は手を触れてない&目の前にもない、すごくたくさんの対象に一度にできる)から、もし望むなら、やるからね…と提案した人も、いる。
断ったけど、その人とは今も良好な関係にある。
押しつけてこなかったから。
断った時、「だろうと思った」っていう反応だったし。
それ以外の、押しつけてきた人とは、軒並み、つきあいが途切れた。
今にして、思う。
彼らは「ハラスメント型スピ師」だから、そういうことを平気で言える。
彼らはハラスメントである自覚もなく、そういうのを喜ぶ人達を周囲に置いているので余計にピンとこない。
だから、誰でも「力を入れてあげる」ことを歓迎するんだと錯覚してる。
そんなつもりじゃないし、善意でのことなのに~
と、むしろ私が嫌がることに驚くっていう人もいるだろう。
でも、だからこそ、ムカつくんだよ。
誰でも喜ぶと思ってる時点で、喜ばれて当然だという観念の元にやってることだ。
私がヘソ曲がりなのは知ってるけど、絵描き仲間にこのことをグチったら、
「そんなのあり得ない。余計なお世話もいいところ」
と、共感してくれた…ということも、あった。
神仏天使の言う通り…なら、誰でも何でも喜ぶと思ったら、大間違い。
なぜわからないんだろう…という疑問に、今の私なりの答えが出た。
次からは、そういうことをチラつかされた時には遠慮無く「大きなお世話は迷惑」って、言うことにしよう。
△ 水と火をまとう龍
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