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緋呂の異界絵師通信

ミエナイセカイ ハ カサナッテル

釉薬、手強し! 炎、浪、竜 窯からお出ましなれど…

先月制作しました陶芸作品。

本日、本焼きが終わって窯から出てまいりました。

 

まず、最初に、窯から出てきた子達をじっくり見て、思ったこと。

 

釉薬、手強し!」

 

これに尽きます。

 

全く予想を裏切った仕上がりです。

いや、ダメっていうことではないけど。

日本画の岩絵の具が「描いてる時と乾燥後であまりに色が変わる」からって、学生の頃は腹立って、日本画キライ!って思っておりましたけども…。

この意外さ加減は、顔料以上です。

 

当日、つかった釉薬をメモっておいたので、備忘録としてそれも書いておきますね。

 

おそらく、焼き物をされている方の多くは、これを見たら

「アホ?」

ってなるんではないのかなあ…とか、思いつつ。

ウケれば、それでヨシ(笑)

 

 

まず、「浪」

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浪が二カ所、素焼きの段階で折れてしまいまして。
まあ、その時点で失敗作ではあるのですけども…そもそも、焼き物を「お試し体験」ではなく作ったのが、これらが初めてのことですので~。
後学のためにも、釉薬かけて焼いてみました。
 
使用釉薬青ガラスを全体にかけた後、トルコブルー、白萩、織部を上から散布
 
…そんなに使ったっけ?っていうくらいに、青ガラスに紛れこんじゃって、全然わかんないじゃん…織部とか…
完全に、流れちゃって、底に溜まってます。
 
あ…内底の写真撮ってくるの忘れた。
まあいいか。
内底…釉薬が焼けて流れ落ちて溜まったところですけども…確かに「ん~と、一体これ、何をかけたんだっけ????」と首をひねるほど、なんか変わった色になってました。
二度と再現できない色です(笑)

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浪の先に溜まったガラスはかわいくてヨイ(^^)
 
 

次、竜。


f:id:art-hiro-b:20150516225815j:image

使用釉薬均窯(きんよう)に白萩で筆描き

 

…おいおい、一体、どこに筆描きしたん??

という感じになっております。

描いたのは、お皿の表面に渦巻き。

これは、かすかに残ってるね。

 

それと、竜のツノと背ビレも塗りました。

ええ、確かに塗りましたとも。

流れて全くわかんないけど。

白マットにすりゃよかったかなあ。

 

まあ、これはこれでアリなんですけどね。

(結局、何でもいい(笑)

 

 

そして、炎。

これが一番意外な仕上がり…。


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使用釉薬天目 織部 虹彩ラスター 虹彩ラスターに透明を混ぜ合わせ
これらを、漬け込みではなく筆で載せました。
 
どうやら、その「筆で」っていうところがちょっと、イカンかったらしいです。
というか、筆でつけた「分量」が足らなかったらしいです。
 
だって~「天目」って、黒い釉薬なんですよ。
真っ黒ではなくて、ちょっと茶寄りなんだけど、でも黒。
まっさか、こんな真っ茶?
織部は、底の渦巻きのあたりに、ちょっと気配があるかな。
 
虹彩ラスターっていうのは…水の上にできた油膜って、虹色になるじゃないですか。
ああいう感じのテカリが出る釉薬
それは、この画像のように、一部だけに載せているので、まあ、ヨシ。

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白い土の地色だけ…みたいに見えるところは、透明釉にちょこっとラスターを混ぜて塗ってあるんだけど…。
まるで素焼きのままのようで、透明釉薬すら「え?かかってるの?」っていうくらいにしか、わかんないです。
 
なるほどねぇ…
釉薬って、薄すぎてもイカンのだねえ……
 
かといって、濃すぎると、これまたイロイロと問題が起こるわけで……
 
それを、それなりに予測できるようになるには、どれくらいの経験値が必要なんだろな~。
 
まあ、その意外性が楽しいところではある。
 
 
私が焼き物をやり始めたのは、成り行きもあるけれど、目的があります。
 
焼き物の作家にもなろう、っていうことではなく。
 
焼き物、というものそのものを「一つの素材」ととらえて、他の素材とコラボさせたいのです。
和紙とか、木材とか、石とか、もっと現代的な樹脂などの素材とか。
それらとの複合作品を、作りたい。
 
そのためには、それぞれの特性を、それなりに把握してないといけないので。
 
焼き物の腕を上げて作品展に出す!とか、そういうことではないのです。
 
だから、いろんなことをやってみたいのですよ。
 
 
もっとも、それらの「素材」は、それぞれが長い歴史の中で培われてきた工芸品。
そうそう、一朝一夕にわかるようなモノじゃあござんせん。
 
しかも、一つわかればいいっていうもんじゃないわけで。
 
でも、陶芸なら陶芸だけ、和紙なら和紙だけ…という縦割りじゃなくて、複合したいの。
そういうところが、私の「広く浅くあれもこれも興味持って、そこそこできるようになるけど、どれも平均以上にならない器用貧乏」を逆手にしようという目論見なのです。
 
縦横無尽蜘蛛の糸式
 
って、この前なにげなくTwitterに書いたんだけど。
これ、意外に、「私のしたいことの本質」を表現してるかも知れないと思ったねえ。

 

ってなことで。

まだまだ、焼き物実験は続くのでありました。

 

そんでもって、明日は和紙実験をやるのである。(予定)

 

 

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