引っ込め!マイナスの未来予測をする声はOFFだ
人が何かを始めようとしていたり、リスキーなチャレンジを企てたりしている時、その応援の仕方は二派に分かれる。
1.まずはヤル気とモチベーション維持を目的とした声かけをする
2.未来のマイナスを即、計上して、警告する
1の人も、未来の危険予測をしてないわけではない。
けれど、それを覆すことは可能だという点を、印象づける。
2の人も、うまく行って成果を出す可能性もあるとは思っている。
けれど、まず痛い目に遭わず損しないですむように立ち回ることを印象づける。
さて。
どちらの応援が、より、成果に結びつくでしょうか。
今までの経験上…
「自分もリスキーなことにチャレンジしてきたことがある」人は、1。
「自分だって機会に恵まれればやってみたかった」てのが心にある人は、2。
だいたい、そうなのです。
まあ…時には、チャレンジした結果惨敗だった記憶が痛すぎて、そこから脱していない…という人が強力に2の立場をとるってこともあるね。
2の人達の声は、確かに、大事なことを教えてくれると思うのです。
でもさ。
もう、このご時世…ホントに、明日どうなっちゃうかわかんないんだし。
未来のマイナスを排除することに躍起になったとしても、今を守ることすら、できなくなるかも知れないんだよねえ。
今よりも数倍、望まない現状になっちゃう可能性だってあるけど。
それを怖がってやらずに済ますってのも、面白くないし。
周りに、2の立場に回る人の割合が多いと、動きにくくなります。
今から飛び出すよ、っていう時は、そういう人達との接触は、減らした方がいいと思う。
もともと、身近に2のタイプが多いと、自分自身も奥底までそうした考え方がしみこんでしまってるはず。
そういう考え方が「馴染んだもの」だから、そっちに流れやすい。
人間、親しんできたものの方が安心するようにできてるから。
特に、親や親戚がそっち系だと、骨の髄までしみこんでることが多くて、振り切るのにすごいエネルギーが必要だったりしますね。
私もそういうタイプに染まって生きてた時間が長くて。
今も、まだまだ、その引力に負けかけることが多い。
それでも、それを振り切ろうとしていると、だんだん、1のタイプの人との接点が多くなってきて、観念を上書きしてくれる機会に恵まれるのです。
今日、急に思い立って、私が「絵を仕事にしよう」って思った時から今日までの間に、どれくらいの金額を受け取ってきたか…っていうのを、計算してみた。
いやいや…そんなの把握してて当然でしょ?
っていう話しだけども。
私、そんな計算をしたこと、なかったのです。
なぜって…「自分は実績が全くない」って、とにかく、思っていたから。
そんなこと振り返るまでもない…みたいに、まず思っていた。
けど、実際に計算してみたら、思ったよりも、いただいてきてたんですよ。
生活できるような額にはほど遠い…それどころか経費引いたら笑うしかないけども…「おや?」って感じるくらいではあった。
ちっちゃくちっちゃく、ほんの微々たる積み重ねではあっても。
振り返ったら、それはちゃんと、経験値になっている。
ありがたいです。
だから、今、目の前に、次の一歩につながるゲートが見えて来てる。
ほんとに、ありがたいです。
ゲートを通ったら、崖っぷちに出ちゃうのかも知れないし。
崖っぷちの横に、ルートが待機してるかも知れない。
わからないから、面白いんだよね。
だから、自分の中で大きな場所を陣取ってる2のタイプの声は、ミュートにしちゃう。
2013.04.02【成った日】天然木に焼き絵