旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

レジンアートらむねさんのアートブックをご紹介

手元に届いていたのは、もうずいぶん前。

やっと、この記事が書けます。

 

 

レジンアートらむねさんの、とっても可愛いアートブック。

f:id:art-hiro-b:20170907185236j:plain

 

B5版と大きめなので、写真がすごく、見応えあります。

写真も、カメラマンさんの手になるもの。

こだわりが感じられます。

 

表紙の上に載せてあるのは、「おまけ」。

すごい可愛いチャーム。

 

 

レジンっていうとね。

ここ数年、イメージするのは、封入物をいろいろ工夫している感じの作品です。

アクセサリーも雑貨も、そういうのが多い。

スピリチュアル系界隈では、オルゴナイトというエネルギー変換のためのアイテムなんかもありますが、それも、封入物がメイン。

(いやまあ、オルゴナイトについてはいろいろあるんだけど、ここではそういうことにしておきます)

 

すごいキレイなものが多くて、見てるとわくわく感がありますね。

私もレジンはパーツ作りのために扱うようになったのだけど。

私の作るものって総じてキラキラ感や透明感と縁遠いので、すごく新鮮です。

 

が。

らむねさんの作品は、他のレジン作家さん達のとは、ちょっと違う。

彼女の作品は、「ハンドメイド」というイメージよりも、「ファクトリー」っていう感じに私は感じてます。

手芸から生まれてきたものではなくて。

たとえば、アイアン作家さんとか、フィギュア作家さんとかに近い感じ。

作る工程そのものはフィギュア作家さんととても近いと思うんだけれど。

精神は、アイアン作家さん...そんなイメージなんですよ。

なぜアイアンなのか自分でもよくわからないけど、なんかそれが一番フィットしちゃったので、そのまま書いてます。

原型を作ってそこから抜いていく、という工程を思えば陶器に似ているとイメージしてもよさそうなんだけど。

なぜだろう、陶器ではなくアイアンが先に来た。

「アイアン作家」って言ってもピンとこないかも知れませんが、適切な例をどうも思いつけない...ごめんね。

ひとまず、鉄を曲げたり溶接したりして、ハンガーフックとかドアベルとかカゴとか作っている的なことを思い浮かべてもらえればと。

 

たぶん。

その素材をどう活かすか、どういうフォルムを追求したら最も美しく機能的か、そして装飾的か。

そんなことの追求の仕方のイメージなのではないかな。

 

レジンという「流行している素材を使ってる」「ポップでカワイイものを作ってる」ところから、別の素材が大流行したらそっちに流れていっちゃうのかな、って思いがちな雰囲気があるのだけど。

(ごめん、私のイメージなので、そんなことない、っていうレジン作家の皆さん気を悪くされたら申し訳ない)

 

らむねさんの場合は、そもそもレジンを扱っている理由が、(これも私の勝手なイメージだけど)そんなヤワなところから出てない感じなのね。

すごく可愛くてポップなものを作ってらっしゃるのだけど、その根底にある精神は、すごく骨太でピシッと筋が通っている感じ。

今のレジン流行が去ってしまっても、だからという理由で離れたりはしないだろうな、っていう風に思えるし。

二液混合で作るエポキシレジンていう素材がそもそも工業用の材料だっていうイメージが私にはあるから、そのせいもあるかも。

 

 

ご本人にもお会いしたことあるけど。

華奢で、カワイイ方です。

すごくセンスもよくておしゃれ。

そして、やっぱり、「ヤワ」な感じはしない。

 

 

アートブックの感想記事なのに、アートブックの話が出てこんじゃん(笑)

 

とにかくさ。

この、表紙に使われている「お菓子の家」ていう作品。

ちっちゃなパーツまで含めて、全部、一人で原型から作ってらっしゃるわけですよ。

カワイイの、すごく。

女の子らしいっていうか、夢がある。

けど、これだけのパーツを全て原型から作り、型からとって研磨して、組み立てて...という果てしない工程をやりきっている、っていうのを思うと。

やはり、彼女の精神はもう、ふわっとしたハンドメイド作家とかじゃなく、

レジンを扱う職人アーティスト

だな、って思う。

 

彼女自体がアート、というか。

 

 

 

私は、らむねさんは、まだまだこんなものじゃない...今よりももっとカッ飛んだアイデアやセンス、そして技術をひっさげて、そして海外へ出て行くんだ、って思う。

 

そして、すでに次へと動き出していて。

来年は、合同展を開催されるそうです。

ramuneid.com

 

 

 

アートブックはね。

ご自身の目で確かめるのがいいと思います。

通販での受注期間:2017年9月25日(月)~10月1日(日)
発送は10月下旬予定

だそうですよ。

らむねさんのブログをチェックしてね。

ramuneid.com

 

 

作品は、一部minneで販売もされてます。

minne.com

 

 

原型から希望のものを作ってもらえるフルオーダーについて。

ramuneid.com

 

 

 

 

龍の徳利&ぐい呑みセット 神様のための酒器として献上されました

先日制作いたしました、龍の徳利&ぐい呑みセット。

神様のための酒器として、献上されました。

 

公開してもよい、として、お写真を送ってくださいました。

一部ぼかしを入れさせていただいたのは、私の気持ち。

オーナー様は、修正なしでそのまま載せてよいとおっしゃったのですが。

やっぱりドーンと丸見えは私がちょっと...ね。

 

 

 

f:id:art-hiro-b:20170908221406j:image

 

こちらのオーナー様は本職の神事(カミゴト)師。

なので、一般家庭向けではない神棚の仕様です。

 

 

後でお話をお聞きしたところ。

「酒器としてもらい受けよ」というご指定だったそうです。

(一応、私もその「アチラの主様」には関わらせていただいています...)

(それについて詳細は割愛します...)

 

 

ぐい呑みが3つ、という中途半端な数でしたが、「ぐい呑みが2つでも4つでもアウト、徳利が1つでも3つでもアウト」だったとのこと。

私の側の「3つになった理由」が何であれ、結果として「適したもの」として仕上がった、ということでした。

徳利2つにぐい呑み3つ、という、この「数」が、ジャストフィット数だったそうで。

もちろん、描かれている意匠が合格であるというのは最低条件でございます。

 

アチラ様の事情は、作り手の私には知る由もないところではありますが。

見えない世界のことは、えてして、そうしたものなのでございます。

 

 

 

※ご神前のことは、普通なら「載せていい?」なんて聞きません。

今回のは例外です。

 

 

https://www.instagram.com/p/BXZnZTuFoBL/

思いの外いい感じに焼けてた! #陶芸作品 #絵付 #イッチン #徳利 #ぐい呑み #龍 #dragon

 

自分に呪いをかけたと思われる当時の出所不明の疑問の話

何でも実践訓練、というのが今までもずっと通常だったとはいえ。

今回のは、それもどうなんだろう、と首をひねる感じだった、8月の伝言シリーズ。

 

あれについて詳細言及はできませんけれども。

なによりも、メンタル面にも影響が出たことに自分でも驚きました。

あの件の発端は、辿ると「ひっかかりはあそこからかな」という出来事を振り返ることもできます。

 

そして、様々な要件が重なりあって、「視界を狭くしていく」という実地体験にもつながりました。

 

 

一連の流れの中で、自分の行き先の「なんのため」「自分のための、その先に何があるか」について度々、考えることになったのですが。

この問いは、今までも事あるごとにしてきたつもりの問い。

 

※「これについては一定の答えは出た」という記事を書いています。

「自分のため」の先になにがあるのか…自分の行動を貫く筋についての一定の答え - 緋呂の異界絵師通信

 

そして、その答えが濾過されてくる過程で、見えない世界と関わってきた当初から、時々思ってきた

「どうして、何も見たり聞いたりできない私に、こういう経験をする機会がきたり、それを見せてくれる人が何人も、常に近くにいたり、するのだろう」

という疑問を、改めて問い直すことにもなりました。

今回は、その問い直しについて書きます。

あくまでも、自分のためのメモとして書くので、意味不明とか気にしません。

 

 

 

私は見えない世界の絵を描きます。

が、私自身は、直接それを見聞きしたり体験したりする側ではないわけです。

時々、そうした波紋が起こす波から、飛沫が飛んできて。

それが、私の中に少し、流れ込むことがある。

その程度。

 

ただ、自分の立っている場所が…

やや、希少性のある位置であるらしい。

 

よくよく、龍とは縁が強い、と先日も言われたのだけど。

それをより、自分にも強く自覚させるためにだったのだろうかと思えるような流れも、今までには通ってきています。

「私は龍とは関係ない、むしろそこに手を出すべき立場ではない」という思い込みを持っていた時期とか。

もっと前には、特に日本の神話を中心とした見えない世界を、意図的に避け通してきた時期もあったり。

もちろん、自分では「意図的に避けてきた」という自覚は当時はなかったけど。

 

 

高校生の頃、「天叢雲劔を<草薙剣>にしたことが間違いだ」という、出所の不明な理屈が湧いて出て、実戦で叢雲を抜いたのは誰だ、というのを調べたことがありました。

意味のわからん疑問なんだけど。

その時は、どうしても調べなきゃいけない気がしまして。

当時どっぷりと小説を書く生活にハマりこんでいたけど、ネタは神話には触れていなかったので。

そういう理由で調べたわけではなかったです。

まだネットがない時代の話ですから、当たるのは文献。

主に、怪しい書籍が豊富に置いてある書店(というのが通学途中にあった不思議www)や、図書館です。

 

特に隠されたエピソードではない草薙剣なので、そう難しいことではなかったし。

そもそも、その登場人物自体は当時もすでに知識としては知っている<神>だったし。

「こいつかー」みたいな感想はあったけど(笑)

 

壇ノ浦?沈んだなら、沈みっぱなしでいいし。

むしろその方がいいし。

あれを地上へ降ろしたりするから悪い。

 

なーんて、思ったっけなあ。

何が「悪い」んだか、そこらへんは、不明です。

 

自分が七五三詣りをした熱田神宮にそれがある(らしい)とは、その時に知ったんだったかなあ。

熱田神宮はちょっと苦手なんだよね、今でも。

理由は、草薙とは関係ないですけどね。

 

f:id:art-hiro-b:20170907214554j:plain

草薙剣 | 日本の神様辞典 に寄稿した草薙剣(つーか、日本武尊...)挿絵

 

 

 

とあるスピリチュアルリーダーを名乗ってらっしゃる女性に、その話をする機会があって。

その方から、

「それはあなたが持っていても仕方ない怒りで、今もう、それを手放す時がきているのだから、速やかに手放しなさい」

と諭されたんですよ。

それも、熱田神宮の本殿前で(笑)

 

は?怒りですか?

て、すごい不思議というか、宇宙語でも聞いてるような意味のわからなさだったのだけど。

実は今でも、草薙が草薙であることや、それが地上にあるとしたらそのこと自体も、それってなんかボタン掛け違ってるよねーって、気がしてます。

怒りはないけどな。

 

ひとまず、上の話は前の記事にちらっと書いたことの、詳細ということで。

自分で仕掛けた呪いは、逆転して活用するがよいというか「それしかない」と解釈した! - 緋呂の異界絵師通信

 

 

 

とにかく。

あまりにも意味不明すぎて、そういう世界に関することの疑問が出たりもイヤだったのですよ。

それで、興味もない、っていうことにして。

それを維持するためなんだろうね、意図的にスピリチュアル的なことには近寄らないようにしてました。

 

いろいろあってヘアピンカーブ切って絵描き道に戻ってから。

次々と、自分がいかに「箱庭」の中に囲われて生きていたかってことがわかってきて。

見ないようにしてたけど、その箱庭の中から出たことなかったんだ、ってこともわかって。

いやもう、まったく。

 

ただし。

私が再び、この世界に目を向けるようになるまで、放置しておいてくれたからね。

そのことは、感謝しなきゃ。

無理矢理戻された感も、多々あるけども。

それでも、時期が来るまでは放置しておいてくれたから。

 

 

私の最初のカミサマつきあいは、スサさんと、そして、ククリ様。 

ククリ様ていうところで、もう、逃げられんのも当たり前.........

 

 

一つ白状すると。

この記事は、もう一週間以上前にほぼ、書いてあった記事。

今、少々の文脈を修正しましたが、ほぼ原文のまま。

なんとなくUPしたくなくて保留にしてましたが。

結局、過去の自分がかけた呪いって話からずるずるっと、あげることになってしもーた。

とほほだってばよ。

 

 


掲載画像、文章他の転載はご遠慮ください。引用の際は出展元の明記をお願いします。