旧<緋呂の異界絵師通信>

2018.05 本拠地を新天地へ移しました

負を消そうというのが根本にある「これから○○やります宣言」を読むと、逆に不安になるのだよ

文章からだけじゃ、人はわからない。

でも、文章からだけでもわかることは、たくさんある。

そして、文章からしか、わからないことっていうのも、あったりする。

 

人は多面体だから。

どっちが正しくどっちは間違っている印象だ…とか、ない。

どちらが本当のその人だ…とか、ない。

主人格はどっちだ…というのも、ない。

どれもが「その人そのもの」で、どれもが「欠かすことのできない、その人の一面」だ。

 

 

ブログやSNSの発信だけじゃ把握できないことはたくさんある。

でも、多くのケースに接しているうちに、だんだん、わかってくることがある。

 

「あれ、この人は、前向きなことを書いているけど、実際には<負を消そうとしている>ところから始まってるな」

「あれ、この人は、なんかヤル気なさそうでダルそうだけど、実はすごく内に秘めたものがあるな」

 

なんか、そういうのを、感じるようになる。

 

もちろん、それは本人に聞いて確かめてない以上、憶測にすぎない。

 

だけど、多くの場合、後で実際に会ってみたり、会った後に書いたものを読んだりすると、答え合わせができちゃうことがある。

 

それに。

多くのケースで、「本人は、無意識にやっているので、実はわかってない」んだよね。

特に「負を消そうとしている」動機で動いている場合は、本当に、本人気づかずにやっている。

自分では、違うことを動機だと思っている。

 

気がついてないだけだよ、って相手を決めつけるのは、私は好きじゃない。

だから、それを本人には言わない。

よほどのことがない限り。

私自身に実害が及びそうな時…とかね。

 

 

「こういう道でやっていくことにしました!」

って、いろんな人が書いている。

4月という季節的なこともあると思う。

 

その中で、実にいろんな方が、なぜか、

「負の要素」

の方を説明することに力を注いでいる。

 

それを決めるに至った道筋にあった「障害」や「制限」を、誰も聞いてないのに、すごく力を入れて書いている。

 

これからやろうとしていることへの情熱よりも。

希望よりも。

 

それを「決めなくてはならなかった」という「障害」や「制限」を課せられたという出来事を、すごく、一生懸命、書いている。

 

いいんだけど。

そういうのも、明文化しておくことで自分の理解が進むから、いいんだけど。

 

あまりにも、そこに傾いているのを読んでしまうと。

「障害/制限のせいで選ぶしかなかった」恨み…みたいなものを感じてしまうこともあって。

 

おお、それはいいね!がんばってね!

 

って、言いにくくなるのだなあ。

私はね。

 

 

何かから逃げているように、感じるから。

 

あるいは。

「どうかこんなわたしを承認して!」

 

って、感じてしまうから。

 

 

なんか、そういうのを続けていくつも見てしまったので。

ちょっと、悲しいというか…

これから○○します宣言ブログは、見ないことにしようかな…って。

思っている。

 

誰かに褒めてほしい、認めてほしい、救われたい。

そんな思いが滲み出る「やります」宣言は、書かない方がいい…って、私は思う。

だって、それを読んだら逆に不安になるから。

具体的に何が不安かわからないけど、なんか、ちょっと不安…っていうのが、一番根深い「なんか、関わるのやめとこうかな」の原因なんじゃないのかなあ。

 

(私自身も過去にたくさん、そういうのを書いてきたかも知れないなあ。その時は気づいてないからね…ほんと)

 

 

 

 

中には、本当に、これから始めることへの熱意や希望、それをどうやって進めていくか検討している…それらの全てに「喜び」溢れている人の文章もあった。

そういうのを読むと、

「この人を応援したいな」

っていう気持ちになるし、安心する。

たとえその計画に壁が出現しても、何とかなるだろうって思えるし。

 

そういう人と関わりたいな、って思うのは、人情ってもんじゃないだろうか。

 

 

 

 

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収縮の後には、爆発が来る。

よくもわるくも。

 

一しずく落ちた墨から、あなたは何をイメージしますか?筆もじコラボラークショップの素材紹介

4月16日、東京で開催される「かさこ塾フェスタ」という入場無料のイベントに出展します。

その中で、筆もじストかおりんさんとのコラボによるライブ体験ワークショップをするのですが。

そこで使う素材を作りました。

 

まず、ワークショップの概要をこちらの記事でご参照ください。

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

 

この最初のステップ「花びら型の和紙に一文字書く」その素材です。

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これ。

 

桜の花びらのカタチをした和紙。

これは、白い和紙をピンクの染料で染めました。

 

一滴、墨を落としてあります。

 

さあ…ここから、どうやって、これを「文字にする」のか~?!

 

それは、当日、筆もじストかおりんのレクチャーをお楽しみに!

 

かおりんさんのこちらの記事、下の方に参加申し込みフォームがあります。

たぶん、当日のドタ参加も可能だと思いますが、用意した素材がなくなってたら申し訳ないので、事前予約がオススメ!

hudemojist.hatenablog.com

 

 

 そして、このワークショップにご参加いただくと、スタンプラリー用の黄色シールを一枚、差し上げます!

スタンプラリーについてはこちらで!

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

 

 

 

【誰でも無料で入場できて一日楽しめるイベントに出展します!】
好きを仕事にする見本市 かさこ塾フェスタ東京

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日程:2017年4月16日(日)10時~18時
会場:東京文具共和会館(東京都台東区柳橋1-2-10)

入場無料!

出展内容:作品展示、ライブペイント

筆もじスト小林佳織さんとの、筆もじ×ライブペイントのコラボパフォーマンス

(14:20~15:20 設営準備コミ60分/事前予約優先、筆文字レクチャーつき参加費500円。事後に投げ銭歓迎!)

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

art-hiro-b.hatenablog.jp

 

61名の出展者紹介はこちら

 

発信が素敵でもリアルに会うと色褪せる人と、沈黙で疎遠でも色褪せることがない人

すごーくキレイな文章とか、立派な内容とか、響く文章とか。

そういうものを、日々綴って、世の中に発信している人たちがいる。

 

発信を頻繁にする

主張が強い

共感力の高い文章を書く

役立つ(人の興味を集める)記事を量産する

 

そんな人達は自然に注目を集めるし。

そこに仕事が生まれたり、舞い込むようになったり。

経済的にも力を発揮するようになり、より、発信が力を持つようになる。

 

 

 

一方で、自分は表に立たないし発信もしない、という人達がいる。

 

そして、そうした「静かな人達」の中には。

ネットの世界からは全く見えないところで、ものすごい求心力を発揮している人達がいて。

なぜか彼・彼女らは、ネットに自分の声としての発信は、しないのだ。

 

 

沈黙の力を知っている。

発言のリスクを知っている。

もちろん、そういった理由もあるだろう。

 

ただ。

「そもそも、ネットに発信をする必要がない」

人達も、たくさんいるのだな…。

 

 

この人のこの主張がすごい、と固有名詞を出さなくとも。

その精神を分け与えられた人が、「自分が発言主」となって、種をどんどん蒔いていくから。

 

 

 

ネットで発信して注目を集めている人達の中には。

「書くだけなら、いいこと言えるよね」

なんて、意地悪く思ってしまう人も、案外、いるもんだ。

 

リアルに会って少し交流すれば、メッキは剥がれる。

そんな人が、案外、いる。

 

 

けれど、自らは沈黙のまま、種を与えた人達がそれを自分の発言として蒔いていく…という図式ができている人というのは。

不思議と、リアルに会って…その交流機会が大して得られなくても…色褪せない。

 

 

私は発言頻度が高い方だと思う。

最近はブログ更新も減少してるけれど。

それでも、多い方ではないかな。

 

でも。

自分は発信しないけど、種を蒔いてくれる人達がいてくれる…と。

そんな人になりたいな、と。

思うんだ。

実はね。

 

 

 

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△4月16日のかさこ塾フェスタに展示するアクリル画の一部

 

 

 

【とにかく行動的で発信力のある人達が集うイベントに出展します!】
好きを仕事にする見本市 かさこ塾フェスタ東京

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日程:2017年4月16日(日)10時~18時
会場:東京文具共和会館(東京都台東区柳橋1-2-10)

入場無料!

出展内容:作品展示、ライブペイント

筆もじスト小林佳織さんとの、筆もじ×ライブペイントのコラボパフォーマンス

(14:20~15:20 設営準備コミ60分/事前予約優先、筆文字レクチャーつき参加費500円。事後に投げ銭歓迎!)

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